イキアタリハッタリ記録

馳瀬ナルミといづみ繭子による演劇企画イキアタリハッタリを記録してみます。

帳尻合わせの初恋

さきちです。
また私の番が回ってきました。
今回は「初恋」のお話を書いてくださいとのことなのですが…


初恋ってなんですか?


初恋。それは生まれて初めての恋のこと。英語では「First love(ファーストラブ」)と言う。
恋。特定の相手に強く惹かれること、切ないまでに深く思いを寄せること。また、恋の英語名は「love」で、また愛の英語名も「love」となっており「恋」と「愛」を比べた場合、愛はその対象をかけがえのないものと認め、それに惹き付けられる心の動きを意味することから、恋は愛の概念の一つのように思われる。

一般に初恋は、人生において初めて経験する「甘く切なく、何とも言えない感情(気持ち)」であり、人の生涯の記憶にいつまでも残ること。
だそうです。

ピンとこないですね。
幼稚園の時好きだった子はいます。たぶんこれが初恋のはず。
ただ、その子の名前は覚えてるけど、クラスも違かったしもう顔も思い出せないし、なんならなぜ好きだったのかもわからなくて…はたしてこれは初恋なのでしょうか?

ってことを仕事中ずっと考えていたらふと思い出しました。

幼稚園の時、同じクラスの男の子に好きだって追いかけられてた時期があったんですが、その子に追いかけられるのが嫌すぎて「私は○○君が好きだからやめて!」って思わず言っちゃったんです。
○○君は違うクラスだったし、大人しくて女の子に人気がある子でもなかったから名前を出しても大丈夫と思ったんでしょうね。
それからその男の子に追いかけられることもなくなり、平穏な幼稚園生活を送ることができました。ちゃんちゃん。


…あれ?
それって初恋じゃなくない?


自我を持った状態で初めて好きになった他人が初恋!とか、脳の中にある光の揺らぎで初恋は作れる!とか、他のスタッフと話しながら、私が初恋と思っていたものは初恋じゃなかったんだなぁ…となんとも言えない気持ちになりました。


そしてごめんね○○君。
君は私をなんとも思ってなかっただろうし、もしかしたら私の事なんて知りもしなかったかもしれないのに、都合がいいからって勝手に名前を出して。
私が○○君を好きって嘘が○○君に伝わってない事を願います。

 


このブログを書きながら○○くんの事をたくさん考えていたら、あんなに思い出せなかったはずの○○君の顔がフッと急に出てきて、しかも笑顔で、ドキッとしました。

あれ?
この気持ちって


もしかして