たぶん気候とかもいづみの演出です
すっかり秋になってしまいました。
気づいたらブログの更新が一ヶ月(!!!!??)空いてしまいました。忙しいるってぃに変わって馳瀬が書いています。
なんとなんと、舞台の本番が、次週(!!????????!!!!!)になってしまいました。一瞬で10月も終わってしまいましたね。この間、「2019年は季節を感じる年にするのを課題にしてる」という話をしていて、夏頃から疎かになっていたな…と気づきました。
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1月は実家に帰っておせちとお雑煮を食べ、熱田神宮へ初詣。
2月は浅草で節分祭り。
3月4月は、お花見に目黒川。
5月6月は…vol.1の稽古と本番などで忙しくして…。
7月8月は…帰省したけど、お盆と少しだけずれてて…お墓参りもしてないし……。あ、カラオケに行って夏の歌で盛り上がったり、夏のプレイリストを作って聴きまくった!
9月10月は、ほんとにな〜んにも、栗食べたり梨食べたりでもいいのに、してない。長い雨や台風を感じただけでした。
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今日から11月、頭の中がもうクリスマスでいっぱいなのですが、もう少し、秋らしいことをしたいところです。
年末は好きなのですが、日が短いのが苦手というか、嫌いというか、苦手というか。
15時頃から夕方の雰囲気が漂い始めるのが苦手です。アンニュイすぎる。アンニュイ、嫌いじゃないけど、苦手。今、アンニュイって、なんとなく意味わかるけど、何?と思って検索したら、「退屈。倦怠」だそうです。
倦怠な空気にぐおーっとくるまれてしまう。15時16時の夕暮れは、優しいような悲しいような感じがしませんか?そういうのが楽しめるのって、ほんとに精神が安定してるときだけっていうか、もたれかかれる・安心できるときだけっていうか。嫌いじゃないけど、それにやられちゃいたくない。アンニュイだと、疲れちゃう。倦怠だからね…。
6月頃撮った、アンニュイな感じのバラ。
と、いっても、ほんとはそういうのが好き。好きだから、これ以上やられると過剰摂取になっちゃう。わたしは実は普段からアンニュイなので、夏のギラギラパーリーな空気の中にいるのがちょうどいいんです。夏にアンニュイな映像見るのがいちばん。
で、『どう死ようもない』なんですけども。11月にぴったりすぎる。これは、わたしのようにアンニュイな人には、やや、過剰摂取とも言えるかも…、という具合です。
金曜の回は、19時30分から。仕事や学校帰り、少し疲れて暗い中劇場までの道を歩いて、見終わって外に出る、遣る瀬無さを想像します。
土日の11時30分からの回は、まだ朝の空気が残る中劇場まで歩いて、見終わって外に出たら少しだけ暖かくて、お腹が減ってるのになんとなくご飯をすぐ食べる気にもなれないような気持ちになりそう。
14時30分からの回は、ちょうどいい気候の中劇場へ歩いて、見終わったらもう夕方で、その後何をしようと思っていたか忘れてしまうような。
17時30分からの回は、劇場に着く頃にはもう少し暗くなっていて、見終わって外に出たらすっかり日が落ちて夜になった空気に埋没してしまうような。
わたしが観客だとしたら、そんなふうになるんだろうなあと想像します。全部晴れの日の想定だけど。晴れるといいな。
11月の気候と太陽すらも、劇の一部なのでは、と思わされるような、そんな劇を上演します。
小演劇って、小さな場所で、ほんとに、人知れず、知れたほうがいいけど、たくさん上演されては終わっていて、「儚い」と言っても過言じゃないような。不思議ですよね。この世でこんなにコソッと行われていて、コソッとじゃないほうがほんとはいいんだけど、でもそのコソッと感も、魅力だな、と思わされる劇だと思います。季節すらも取り込む体験型アートだと、わたしは思っています。
一回の席数が少なくて、とても小さな劇場で、コソッと、上演します。ここに辿りつくのは、気づいた人だけ。ぜひ、買いに来てください。
席が少ないので、ぜひ予約してね。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePKEHw2KdLq2_NJ88EOjRAHJ_X3wPnTZj9nKfnxhyaU9Q5eA/viewform
⬇︎詳細です。
2019/11/08 (金) ~ 2019/11/10 (日)
@東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)
出演
新井絢子、高根流斗、馳瀬ナルミ
脚本・演出
いづみ繭子
チケット
一般:1500円
SNS割・グループ割:1200円
タイムテーブル
11月8日(金)19:30
11月9日(土)11:30/14:30/17:30
11月10日(日)11:30/14:30/17:30
いきるのがしんどい。
「かわいい女子ランキングで下から4番目でした。それ以来、バーコードリーダーが怖くてたまらないんです」
「誘導灯が大好きです。よく思い出を整理するのに振ってるんですけど、その先って何があるんですかね?」
やっぱり死んどいな。
若さも美しさも死ぬことすらもぱくぱく消費されちゃうし、してきたし、どうせならこの惨めさも売ってしまいたい。
わたしたちのどう死ようもない話、買ってください。