イキアタリハッタリ記録

馳瀬ナルミといづみ繭子による演劇企画イキアタリハッタリを記録してみます。

夢の終わりを見たい

こんにちは! 主宰のひとり、いづみです。
昨日ブログ書くとツイートをしたら見事に寝落ちしました。さすが有言不実行に定評がある私。

気付けば12月に入って1週間も経ちましたね…。一昨日イチョウをしゃくしゃく踏んで、まだまだ11月っぽいな〜と思ったところなのに、暦はきっちり進んでいて、うまく馴染めない。
12月最初の日曜日に、バチバチの高熱を出して寝込んだせいもあるかもしれませんね…マジで死んだように寝ていたので、12月に入りたての記憶がない…。

どうにか熱は下がり、社会復帰し始めました。馳瀬さんがつぶやいていたけど、vol.3の劇場下見も進んでますよ。ドムドムバーガーもっかい食べたい。

 

さて! 馳瀬さんからの質問。

Q. 小さい頃の将来の夢はなんだった?

イロイロ思い出してみたんですけど、将来の夢は小学生の頃からず〜っと「小説家」でした。とにかく本を読むのが好きで好きでたまらなかった。

小学生の時なんてランドセルにハリーポッターの下巻を入れて、上巻は手で持って読みながら学校に行って、授業中も休み時間も読み続けて、帰り道は下巻を読みながら帰ってくるというのをやってました。よく事故に遭わなかったなと今思う。

いつの間にか演劇をやってるけど、小説家の夢を捨てたり諦めたりした感覚は全然なくて、宙ぶらりんになってるな…ということにも気付きました。
私が今、演劇をやっていることに満足していて「演劇が私の夢!!」と思っていれば、この夢は終わったってことなんだろうか? 夢の終わりは別の夢を見ること?? でも私は今、なんの夢も見ていないから、まだ続いているの??? 考えすぎてわからなくなってきた!!!

(逃亡)

将来の夢について思い出していて、もいっこ気付いたのは、私はあんまり未来を夢見るタイプの子供ではなかったということです。
なりたいものは沢山あったけど、どれも「今すぐなりたいもの」であって、「将来なりたいもの」ではなかった。しかも実在の人物とか具体的な職業よりも、物語に登場する人たちになりたかった。

青い鳥文庫の『ホーリースクール』という本が好きだったのですが、主人公のかりんちゃんは同居するおばあさんと折り合いが悪く、自分が本当の娘ではないことを知り、全寮制のフリースクールに通い始めるという話でした。かりんちゃんはカメラを始めたのをきっかけにプロカメラマンである実のお父さんと繋がって、ライカというカメラを譲り受けます。

そのライカが欲しくて欲しくてたまらなくて、親に駄々を捏ねた覚えがあります…。
「将来カメラマンになりたい」「いつかカメラをやりたい」と思っていたのではなくて、「今すぐかりんちゃんになりたいからかりんちゃんのライカをよこせ(そして私をかりんちゃんにしろ)」という感じで暴れていましたね…。
それも「今すぐなれないなら要らな〜い」と駄々を捏ねるのはやめました。私は現実よりもフィクションが大事だったので(今も大事なので)、「どんなに駄々を捏ねても私はフィクションの中の人にはなれないんだ………」と気付いて夢が終わるのは結構ショックでした。ずっとホグワーツからの手紙を待ってたのにな(動物や鳥が嫌いなのでフクロウで来たらどうしようと真剣に悩んでいた)。

こんな感じで、将来の夢としてわりと本気度が高かったのは小説家くらいですね。いつかこの夢を昇華させるか埋葬するかして、終わりを見てやろうと思います。

 

次は馳瀬さんのターンです。もしや年内最後の更新?と思ったので、質問はこれ。

Q.2019年を振り返って、漢字一文字で表すと?

今年はイキアタリハッタリ爆誕イヤーだったので色々聞けたり聞けなかったりするかもしれませんね。おたのしみに。